誰でもできる水漏れ発見法


水は基本的に無色透明ですから、水漏れが起きていることを知るためには、そこが濡れているか確認する必要があります。実際には濡れると変色することはよくありますから、見た目で水漏れを発見することはできますが、どちらかというと触って「濡れていること」に気付き、そのときはじめて水漏れ事故を知るというケースがよくあるものなのです。
日常的に水漏れが起こる危険性が高い水回りについては、その場所に注視することで水漏れ予防対策の精度を上げることが可能になります。前述のとおり、触ってみることも、水漏れを発見するための重要な手段であると言えるでしょう。

しかし、水漏れはなにも見える場所だけで起きているとは限りません。水回りというのは、主に台所とお風呂場、さらにはトイレを意味する場合がほとんどですが、この三か所に限定してみても、見える場所だけが全てでないことは用意に想像がつくというものでしょう。
水回りの排水給水管についていえば、その多くは見えない部分に存在しており、具体的には地下や家の壁の中を通っています。それらの場所の多くは簡単に目で見て確認するということは困難ですし、触れ見るということも出来ないでしょう。もちろん専門業者に依頼すれば、既存の点検口を使って内部に入り、そこで目で見て、手で触って確認してもらうことも出来るのかもしれません。しかしそうした「業者の点検」を日常的に行うには、かなり潤沢な費用が必要となるため、決して現実的とは言えないのです。

それではわたしたち素人が、水漏れを発見する手段はないのでしょうか。実は方法があります。これは非常に単純な方法で、家中の水回りを全て停めてしまうことなのです。そうしておいて「水道メーター」を確認することで、それが動いていなければ異常なしとし、もしも動いていれば「水漏れ」があると判断できるのです。
この方法なら専門業者を呼んで診てもらう基準として使えるのでしょう。